観測データ(列数)の上限を増やす方法~stata~
おつかれあたん
stataを使って観測データの上限を増やす方法です.
使いどころは主に経年調査のデータを合併するなどした場合に変数の数が滅茶苦茶増えた時です.
例えばパネル調査で第10波まで達するような場合,変数の数が余裕で1万を超えてくる
ようなことがあります.そうした場合,デフォルトだとデータを読み取ることが
できません.
ちなみにstata15ではデフォルトの変数数の上限は,ICが2,048,SEが5,000,MPが5,000となっています(ラインストーン社サイトより).しかしそれぞれの最大上限をICは2,048,SEは32,767,MPは120,000まで拡大することができます.
※ICは変更できません.
コマンドは
set maxvar 10000
10000のところは任意の数値で上記の場合,読み取れる最大の変数数が10000となります.ちなみに,デフォで読み取れる変数の数が少ないのは,PCのメモリの関係上,負担が少ないよう少なめに設定してあると書いてました.要するに弱っちいPCでもstataの起動や分析の際に固まらないようにするため.
また,サブコマンドを付けて
set maxvar 10000,permanently
とすると,設定を保存でき次回以降開いた際も10000で読み取ることが可能になります.
がんばれあたん